読書ミュージアム館長の秋月春花です♪
本日は、読みながら海外旅行が楽しめる「地球の歩き方」の『世界のグルメ図鑑』についてレビューしていきます。
販売業者 | アマゾンジャパン合同会社 |
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運営責任者 | ジャスパー・チャン |
所在地 | 〒153-0064 東京都目黒区下目黒1-8-1 |
電話番号 | 0120-899-543 |
世界各地でのコロナウイルスの流行により、これまでのようには気軽に世界を往き来することができなくなってしまった今、そのことに寂しさを感じる方も少なくありません。
しかし、そんな今だからこそ世界を身近に感じることができたら嬉しいですよね。
本作『世界のグルメ図鑑』は「地球の歩き方」より発行されているガイドブックで、世界116の国と地域の名物料理とともに食の雑学、日本国内でその国の味が楽しめるレストランなども紹介されています。
結論から先に申し上げて、『世界のグルメ図鑑』は海外旅行に興味のある人もない人も楽しめる内容であると言うことができるでしょう。
食べることは生きること、つまり健康とも直結しており「食」に関心を持つ方も増えてきているので、その意味でも「グルメ」を扱った本作であれば多くの方に興味を持っていただけることは間違いありません。
世界に存在している料理は実に多彩!
その国の料理を知ることが世界を知ることにもつながりますし、本作がきっかけで世界に興味を持つ方が増えるとしたらとても喜ばしいことです。
そんな「地球の歩き方」の『世界のグルメ図鑑』が一体どういった作品なのか、実際に読んだ感想など、これから下記に綴っていきますね♪
そもそも「地球の歩き方」とは?『世界のグルメ図鑑』の出版目的は?
そもそも「地球の歩き方」とは一体何なのか、まずはそこから説明しましょう。
その正体は海外旅行を主とした旅行ガイドブックの名称で、株式会社地球の歩き方が発行、株式会社学研プラスが発売しています。
1979年(昭和54年)の創刊から今に至るまで、多岐にわたる旅行ガイドブックが発売されました。
その数、なんと100タイトル以上!
世の中に数ある海外旅行ガイドブックの中でも、ダントツの多さですね。
実際、書店の旅行コーナーには「地球の歩き方」がズラリと並んでいますし、必ずと言っていいほど一人や二人は「地球の歩き方」を立ち読みしている人を見かけます(笑)
誰もが一度は書店で目にしたことのあるガイドブック、それが「地球の歩き方」であると言い切っても良いでしょう。
そんな「地球の歩き方」も、コロナ禍により大打撃を受けたであろうことは容易に想像できます・・・。
なかなか海外に行くことができない今だからこそ世界のことを学ぼうという想いから生み出されたのが旅の図鑑シリーズで、本作『世界のグルメ図鑑』はその7作目にあたります。
これまで世界中を旅し、現地の味を知り尽くした地球の歩き方編集部の手によって集められた世界中の「おいしいモノ」たちがたくさん掲載されています。
海外旅行には行けなくなっても、この本で少しでも世界を感じてほしい――そんな地球の歩き方編集部の想いがひしひしと伝わってくる、まさに海外旅行を「読んで楽しむ」ための一冊と言えるでしょう。
ちなみに、旅の図鑑シリーズは本作を含めて現時点で11タイトル出版されており、魅力的なラインナップになっています。
世界の指導者、世界の城と宮殿、世界の祝祭、世界の奇岩と巨岩など、どれも個性的なものばかりなので、手に取るだけでもなんだかワクワクしてきそうですね(^^)
地球の歩き方『世界のグルメ図鑑』の内容
早速、地球の歩き方の『世界のグルメ図鑑』の内容について見ていきましょう。
本作では116の国と地域の料理を、大きく5つのエリア――アジア、ヨーロッパ、アメリカ、アフリカ、オセアニアに分けて紹介しています。
料理はどれも写真付きで、しかもオールカラー♪♪
食の雑学やコラム、グルメ特集などについても豊富に紹介されています。
「おいしい」を現地語で何と言うかも載っているので、ちょっとした語学の勉強ができるのもとっても魅力的♪♪
ここからは、それぞれのエリアが具体的にどのように紹介されているのかを書いていきますね。
アジア
東アジア、東南アジア、南アジア、中央アジア、西アジアの5つのエリアの料理をご紹介。
本作で取り上げられる記念すべき最初の国は、中国です。
中華料理は日本人なら誰もが一度は口にしたことがあるかと思いますし、お馴染みのあの料理の名前が実はこうだったという発見もあるので、本作で改めて中華料理に触れるのも面白いかも!?
他にも韓国料理、インド料理、ベトナム料理、タイ料理、ネパール料理など、続々と出てきます。
同じアジア地域に属する国々の料理は私たち日本人にとっても比較的馴染み深いですし、食べたことのある方も多いのではないでしょうか。
ヨーロッパ
西欧、北欧、南欧、東欧の4つのエリアの料理をご紹介。
ヨーロッパの料理のうち、日本人にも馴染み深いのはやはりフランス料理、スペイン料理、イタリア料理などでしょうか。
今日はフレンチのディナー、明日はイタリアンでランチ、なんてオシャレな会話が聞こえてきそうです(笑)
ギリシャ料理など地中海の素材をふんだんに使った料理はダイエットとしても人気がありますね。
近年だとシュクメルリで話題のジョージア料理もあちこちで見かけるようになりましたし、ヨーロッパの料理も日本人の食生活に馴染みつつあると言えるかもしれません。
アメリカ
北アメリカ、中央アメリカとカリブの島々、南アメリカの3つのエリアの料理をご紹介。
アメリカ料理と言うとピンと来ないけれど、ビーフステーキやハンバーガーと聞けば「あっ!」と思われる方も多いかと。
今やハンバーガーのチェーン店は日本全国で見かけるようになりましたし、アメリカ料理は日本人の食生活に最も自然に溶け込んでいると言えるかもしれません。
ブラジル料理はシュラスコが有名で、繁華街などで小さな店舗をちょこちょこ見かけるようになったなぁという印象があります。
ブラジルは日系人も多いですし、その意味でもブラジル料理は今後ますます日本人の食生活に入ってきそうな気がしますね。
アフリカ
北アフリカ、西アフリカ、東アフリカ、南部アフリカの4つのエリアの料理をご紹介。
アフリカの料理は、それこそアフリカに旅行でもしない限りはなかなか口にする機会がないのが現状だと思います。
アフリカと聞くと「貧しい」というイメージがどうしても先行してしまって、どんな料理があるのか想像もつかないという方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、本作に掲載されている料理を見たら、その彩りの豊かさに驚かされることでしょう。
アフリカの大地で強く逞しく生きる人びとの想いが詰まった料理の数々は、見ているだけで勇気をもらえるような、不思議な魅力があります。
オセアニア
オーストラリア大陸、ポリネシア/ミクロネシア/メラネシアの島々の2つのエリアの料理をご紹介。
ハワイ料理なら日本でもたまに見かけますよね。
それ以外のエリアの料理は、正直なところ馴染みがないという方が多いのではないでしょうか。
太平洋の海に浮かぶ島々ですから、やはり豊富な海の幸を使った料理が多いみたいですね。
このエリアの料理が一番日本人の口にも合いそうだなと、なんとなく思いました(笑)
地球の歩き方『世界のグルメ図鑑』のレビューと感想
ここからは、地球の歩き方『世界のグルメ図鑑』のレビューと感想について書いていきます。
いやぁ、面白かったですね(笑)
書店で本作を見かけたその瞬間に「これは面白そうだ」という直感が働いたのですが、私のその期待に見事に応えてくれる本でした。
どの料理もオールカラーで紹介されているのが何よりも素晴らしい!
せっかくのグルメ図鑑なのにモノクロというのはあまりにも味気ないですものね。
どれも彩り豊かで本当においしそうに見えるので、ついつい食べたくなっちゃいます(笑)
あとは、食に関する雑学やコラム、「おいしい」の現地語での言い方が載っているのも良きかと。
特に食に関する雑学やコラムは意外と知っているようで知らないですし、テレビなどではなかなか教えてくれないことばかりなので、とても勉強になります。
なかなか海外に自由に行くことができない今、「グルメ」というテーマを通して世界を感じることができたので、読み終わったときにはなんだか本当にその国に行っていたかのような気がしました。
また、本作にはその国の料理を味わえるレストランも掲載されているので、日本に居ながらにして各国料理を楽しむことができるのも魅力的ですね!
敢えて難点を挙げるならば、載っているレストランの数は少ないし、場所もどうしても首都圏に偏りがちで値段もどちらかというとお高めなところが多い気がすることでしょうか(^^;
今はインターネットの時代ですから、ガイドブックに載っているのはあくまで参考として、自分でいろいろ検索してみるのが良いかもしれませんね。
また、料理のガイドブックと言っても当然ながらすべての料理を網羅しているわけではないです。
各国のナビゲーターたちが選ぶ名物料理TOP5という形式で紹介されているので、その意味では「物足りない」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
地球の歩き方『世界のグルメ図鑑』の口コミ
Amazonのサイトに『世界のグルメ図鑑』に関する口コミが載っていましたので、良い口コミと悪い口コミについて私なりにまとめてみました。
※一部、読書レビューサイトのものもあります。
詳しい口コミ内容については、Amazonのサイトをご参照ください♪
良い口コミ
まずは良い口コミから。
・旅行先の料理がどんなものか知ることができるのでとても勉強になる。
・日本にいても多くの国の料理が楽しめるんだから、日本ってすごい。
・日々の生活の中で何気なく目を通していると、いつの間にかストレス発散になる。
・世界のグルメ以外の情報も盛りだくさんで、とっても良い本。
悪い口コミ
では次に、悪い口コミについて見てみましょう。
・ゲテモノ特集も載っているが、どれも無理だった。
・お店情報が東京などの首都圏に偏りすぎなのが少し残念に思う。
【評価】地球の歩き方『世界のグルメ図鑑』
ここからは、地球の歩き方『世界のグルメ図鑑』の評価について書いていきますね。
値段はどうなの?
地球の歩き方『世界のグルメ図鑑』の値段は単行本で1,760円、Kindle版だと1,584円で購入できます(ともに税込)
この値段を高いと感じるか安いと感じるかはあくまで人それぞれと言ってしまえば、それまでかもしれません。
気軽に読める?
『世界のグルメ図鑑』というタイトルから察せられるように誰もが関心のあるテーマを扱っているので、読む人を選びません。
旅行好きな方はもちろん、外国に対してどうも積極的になれないという方でも、楽しみながら読んでいただけるかと(^^)
生きることと食べることは直結していますし、世界にはこんなに様々な料理があるんだと知ったら、外国自体は好きじゃないけど料理なら食べてみようかなという気持ちにきっとなれるのではないでしょうか。
それがきっかけになって世界への眼が開かれることだってあるかもしれませんし、むしろ「外国は怖い」という固定観念を持っている方にこそ読んでいただきたい本ですね。
実際に行くことができないなら意味が無いのでは?
ここまで書いてくると、ガイドブックは所詮ガイドブックだし実際に海外に行けないなら読んでも意味が無いのでは?と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、「おいしいものを食べたい」、「せっかく海外に行くなら現地のものを食べたい」と考えるのは、人間なら誰もが持つ感情ですよね。
たとえ気軽に海外に行くことはできなくても、日本ではあちこちに世界各地の味を楽しめるレストランが存在しています。
日本に居ながらにして各国料理を味わうことができるのですから、海外に行けないならガイドブックを読む意味が無いというのはちょっと言い過ぎなのではないでしょうか。
そりゃね、本音を言うとガイドブックを読んでいると「あぁ~~~海外旅行行きたいっ!」って気持ちにはなってきますよ(笑)
でも「ガイドブックを読みながら楽しむ海外旅行」があってもいいと思うんです。
楽しみ方は人それぞれ(^^)
実際に行けないならガイドブックを読む意味は無いなんてカタいことは言わずに、おおらかな気持ちで楽しんでいただければと思います♪♪
オススメできる方
本作は、こんな方にオススメです(^^)
・食べることが大好きな方。
・世界のいろんな料理に興味のある方。
・「外国は怖いところだ!」と思っている方。
・食についての知識をざっと吸収したい方。
オススメできない方
こんな方には、オススメできません。
・料理に対して独自のこだわりが強い方。
地球の歩き方『世界のグルメ図鑑』以外にもシリーズがある!?
本作は「地球の歩き方」の旅の図鑑シリーズの7作目であり、本作の他にも魅力的なタイトルのものがたくさん出ています。
現時点で本作以外にも10タイトルありますので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね♪
まとめ
「地球の歩き方」の『世界のグルメ図鑑』について書いてきましたが、いかがでしたでしょうか。
コロナ禍により多くの業界が打撃を受ける中、観光業界も例外ではなく、特に海外旅行についてはこれまでのように気軽に行くことができなくなってしまいました。
しかし、そんな世の中だからこそ世界を身近に感じていたいという方も少なくないはずです。
本作は「グルメ」という観点から世界を紹介したガイドブックで、116の国と地域で親しまれている料理を紹介しています。
海外旅行に興味があってもなくても、「食」に興味のある人なら誰でも楽しめる内容と言えるでしょう。
オールカラーですし、海外旅行気分で楽しみながら読めるのでオススメです。
特に「外国は嫌い」、「外国は怖い」という固定観念がある方にこそ読んでいただきたい本ですね。
海外に行ったことのない方はたくさんいらっしゃるかと思います。
でも、いくら外国嫌いって言っても、これだけグローバル化の進む現代、今までの人生の中でただの一度も一口でも和食以外のものを食べたことがないという方は恐らくいないのではないでしょうか。
気付いていないだけで、今まで口にしてきた料理の中には実は海外発祥のものも多かったりするんですよね。
食生活がどんどん多様になる中で、本作を通して「外国は怖い」というイメージが少しでも薄らいでくれるなら、私にとってもこれ以上嬉しいことはありません。
ちなみに私自身は海外旅行が好きですし、各国料理にもとても興味があります。
本作を読んでいると、あれも食べたい!これも食べたい!と、次から次へと食べたいものが出てきてしまうのが今の悩みですね(笑)
いつかまた自由に世界を往き来できるようになったら、ぜひ現地語で「おいしい」を言ってみたいです(^^)
本作で紹介されている料理はほんの一部なので、各国料理についてもっと突き詰めて知りたいという方には向きません。
しかしながら、世界116もの国と地域の料理を一挙に紹介しているという点では非常に盛りだくさんな内容ですし、オールカラーなので誰にとっても読みやすいのが魅力です。
私、秋月春花が自信を持ってオススメするので、あなたも一緒に本作を通して世界を肌で感じてみませんか(^^)
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