古本屋は利用すべき?新本と古本との違い

読書

読書ミュージアム館長の秋月春花です♪

あなたは本を買うとき、どこで購入しますか?

新本を扱う書店、それとも古本を扱っている書店でしょうか。

そもそも新本と古本にはどんな違いがあるのでしょうか。

そこで今日は、

・新本とは?古本とは?
・新本と古本それぞれのメリットとデメリット

この2点について書いていきます。

新本とは?

まず、新本について説明しますね。

新本(しんぽん)には、「新刊の本」という意味の他に、「発売された後に一度も他人の手で購入されていない本」の意味があります。

一般的に書店と言えば、こういった新本を取り扱っているところが多いというイメージですよね。

全国に支店があるような大型書店もあれば、地元の人に親しまれているようなこぢんまりとした個人経営の書店もあります。

規模を問わず、大抵の書店には新刊コーナーが目に付きやすいところに設置されています。

人気作家の手による新作や世間で取り沙汰されている書籍などが置かれていることからも、新本を取り扱う書店は流行やトレンドに敏感であると言えるでしょう。

古本とは?

では、次に古本について説明していきますね。

古本(ふるほん)とは、文字通りの意味では「読み古した本」です。

他に「購入されて人の手に渡り、読んだ後に売りに出されている本」つまり中古本のことを意味します。

古書と混同されがちですが、古書とは「すでに絶版になり、現在では入手することが難しい本」とのこと。

古本は一般の書店で新本として売られているものも入手することが可能であり、定価よりも安く購入することができます。

対して、古書はすでに絶版になってしまった本なので歴史的価値が高いものが多く、定価よりも高い値段で売られていることが多いですね。

新古書店として有名なBOOKOFF、古本市場などは全国にも支店がありますし、東京にある神田神保町は世界最大の古書店街として、マニアにとってはたまらない聖地と言えるでしょう。

ちなみに新古書店とは、今述べたBOOKOFF、古本市場などのような、比較的新しめの本を古本として売買し大量流通させている店のことで、値段の付け方もある程度一定しています。

古書店はまさに神田神保町という言葉から連想される通りで、古本を取り扱っている点では新古書店と同じですが、希少価値の高いものが多く、本によって値段の付け方も違っています。

新本と古本の違い

新本と古本について簡単に説明したところで、ここからはそれぞれの本の違いについて、購入する際のメリット・デメリットという観点から述べていきますね。

新本を購入するメリット

まずは新本を購入するメリットから見てみましょう。

綺麗な本が手に入る

新本を購入するメリットは、綺麗な本が手に入るということに尽きます。

誰の手にも触れられていない美しい状態の本を手にすると、なんだか気分も一新されたように感じて清々しいですよね(^^)

書店で同じ本が平棚に何冊も積み上げられているとき、わざわざ下の方にあるものを抜き出していくという光景を目にしたことのある方もいらっしゃるかと思います。

平積みされている本の一番上から3番目くらいまでは、試し読みでいろんな人に触れられていることが多いですからね。

「誰の手にも触れられていない綺麗な本を買いたい」というのは、特にその本に対する思い入れが強い人なら誰もが抱く気持ちなのかもしれません。

私もその気持ちはすごくよく理解できます(笑)

新本を購入するデメリット

次に、新本を購入するデメリットについて見ていきます。

お金がかかる

新本を購入するデメリットとしては、定価で購入するためにお金がかかるということが挙げられるでしょう。

悲しいことに、書籍の値段は年々上がり続けています。

私自身、一昔前に比べると文庫本一冊の値段もかなり高くなったように感じています(^^;

今は文庫本でも1,000円超えるものとかもありますし、当然ながら単行本だともっと高いです・・・当ミュージアム館長の私でさえも、文庫本に1,000円出せるかというと正直悩みますね(>_<)

そう考えると、本を購入することに対するハードルがどんどん上がってきているように思います。

現代人の活字離れが進行していくのは、ここにも一因があるのかもしれません。

古本を購入するメリット

では、古本の場合は購入するとどのようなメリットがあるのでしょうか。

掘り出し物が手に入る

古本を購入する最大のメリットは、なんといっても掘り出し物が手に入るところにあると私は思っています。

しかも古本屋で売られている本は、一般書店で販売されているものに比べて価格が安く設定されていることが多いです。

なかなか一般書店では出回っていないようなマニアックな本が定価よりもずっと安い値段で手に入るかもしれないと思うと、それだけで古本屋に行く楽しみが増えますよね。

自分がずっと探し求めていた本を発見したりすると、喜びもひとしおではないでしょうか。

古本はまた、すでに絶版になってしまったものや、出版部数の少なかった初版本など、貴重なものが発見できることもあります。

特に神田神保町の古書店街は世界最大と言われていることもあり、希少価値の高い書物が眠っている可能性も高いです。

そういう意味では、古本は「宝の山」と言って良いでしょう。

古本を購入するデメリット

最後に、古本を購入するデメリットについて考えてみます。

衛生面が気になる

古本を購入するデメリットとしては、衛生面が気になることが挙げられるでしょうか。

古本は最初に説明した通り、一度は誰かの手元で読まれた本が売られた姿なので、誰が触れたかわからないという不安があります。

もちろん、店頭にならんでいるものはきちんとクリーニングされているはずですが、誰が触れたかわからないものに触れるのには抵抗がある、という方も少なくないのではないでしょうか。

でも、そもそも衛生面が気になって仕方がないという方は、古本屋ではまず購入しないですよね(^^;

クリーニングされているといっても、購入した古本をいざ開いてみたら、お菓子の食べかすや元持ち主のものと思われる髪の毛が挟まっていたという経験は、古本を購入したことのある方なら誰しもあると思います。

また、古本を手にするとなんだかホコリっぽくて手が痒くなってしまったという経験をされたことのある方もいらっしゃるかもしれません(私もそうです)

本は紙でできている以上、消毒液をかけたり熱湯処理するわけにもいかないですし、汚れが取り切れていなかったりするのは仕方ないのかもしれません。

それも含めて古本の良さであると私自身は思っていますが、汚れの許容範囲も人によって違いますし、古本屋で美しい状態の本を入手することはまず無理と思った方が良いでしょう。

ものによっては、定価より高額

古本屋で売られている本の多くは定価より値段が安めに設定されていますが、ものによっては定価よりも高額の値がつけられていることがあります。

「古書」と呼ばれる歴史的価値の高い書物などが、これに該当します。

神田神保町にはこうした本がたくさん眠っている可能性が高いと先ほど述べましたが、その多くは定価より高い値段がついていると思ったほうが良いでしょう。

数万~数十万円するものもあると言いますし、希少価値が高ければ高いほどそれだけ値段も高額になります。

古書マニアならばそれだけの大金をはたいてでも手に入れたいのかもしれませんが、購入するのならぜひともその本の価値が本当に分かる方であってほしいなと思うのは、私の独り言です。

まとめ

以上、新本と古本の違いとそのメリット・デメリットについて見てきましたが、いかがでしたでしょうか。

これまで書いてきた通り、新本と古本とでは価格設定がかなり違います。

古本は定価よりも低めに価格設定されていることが多いので、読書初心者の方、読書に興味があるけど何を読んだらいいのかわからないという方、かつ新本にこだわりのない方は、積極的に古本屋を利用してみましょう。

気に入ったり、興味の持てそうな本が見つかれば格安で購入できるので、本にお金を使ってしまったという罪悪感も少ないはずです。

もちろん、金銭的に余裕があるのであれば、お金をかけて新本を購入することも決して悪いことではありません。

新本を購入すると作者への印税も入りますしね(笑)

読まなくなった本は新本、古本問わず古本屋に持っていけば買い取ってもらうこともできるので、部屋のスペースを確保する際にも古本屋は大活躍してくれそうです。

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以上、読書ミュージアム館長の秋月春花がお送りしました♪

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