読書ミュージアム館長の秋月春花です♪
本日は、「いつやるか?今でしょ!」のフレーズで話題となった林修の本『いつやるか?今でしょ!』についてレビューしていきます。
『いつやるか?今でしょ!』がどういった内容なのか、実際に読んだ感想など、ありのままに綴っていきますね♪
販売業者 | アマゾンジャパン合同会社 |
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運営責任者 | ジャスパー・チャン |
所在地 | 〒153-0064 東京都目黒区下目黒1-8-1 |
電話番号 | 0120-899-543 |
『いつやるか?今でしょ!』の価格と構成および概要
『いつやるか?今でしょ!』は宝島社より出版されており、価格は下記の通りです(すべて税込)
本の構成については、下記の通り。
第1章 今すぐやるべき基本の習慣――できる人の「普通」を今日から取り込む
第2章 今すぐやめるべき無駄な行動――自分を見直す絶好のタイミングは今!
第3章 逆算の哲学――ゴールを見極め、そこからの引き算を考える
第4章 権威トレンドをとらえろ――正しいことを言っても伝わらないのはなぜ?
第5章 自分の判断基準を一度リセット――できないことはできる人に任せる
第6章 流れをとらえる眼を備える――僕自身の人生を振り返りながら
おわりに ~震災を経て「今」~
章ごとでさらに項目が分かれており、章末ごとにコラムも設けられています。
概要について簡単に述べると、著者である予備校講師・林修が綴る、「考え方をちょっと変える」だけで人生を大きく変えていくための自己啓発本といったところでしょうか。
『いつやるか?今でしょ!』の著者は林修(はやしおさむ)
『いつやるか?今でしょ!』の著者は、1965年生まれの林修(はやしおさむ)。
以下、他の著名人も含めて敬称は略させていただきますね。
氏の経歴について簡単に書くと、まず東海高等学校を卒業後、現役で東京大学へ進学しました。
1989年に東京大学法学部を卒業後は銀行マンとして社会に出るも、入社した会社の未来が長くないことを予感し、5ヶ月で依願退職。
その後、様々な商売を経て予備校講師に転身、現代文講師として教壇に立ちつつ今に至ります。
東進ハイスクールのCMにて「いつやるか? 今でしょ!」のフレーズが話題となったことで大ブレイクし、2013年度の新語・流行語大賞で年間大賞を受賞しました。
最近では情報番組やバラエティ番組への出演など、TVでその姿を観ない日はないことからもわかるように、タレントとしても活躍中!
ちなみに、大学の同期には俳優の香川照之がいるとのことです。
濃いですね(笑)
林修の『いつやるか?今でしょ!』の内容
では、そんな林修の著書『いつやるか?今でしょ!』とは一体どのような内容の本なのでしょうか。
章ごとに簡単にまとめてみました。
第1章 今すぐやるべき基本の習慣 ――できる人の「普通」を今日から取り込む
挨拶を誰にでも平等にする、質問があるときはその意味をきちんと考えて質問する、表情力をアップする――これらは一見すると簡単そうだなと思える習慣です。
しかし、いざ生活の中で実践しようとしてみると、なかなかできていないと感じる方が多いのが現状ではないでしょうか。
この章では、そんな「簡単そうだけど難しい」、だけど今すぐ取り入れるべき11の習慣について述べられています。
挨拶ひとつとっても、本当に立派な人、本当に偉大な人というのは誰に対しても分け隔てなく平等に行っているものですよね。
そしてそれらの習慣は今日からほんの少し意識するだけで変えていくことができます。
この章に書かれている習慣をぜひ今日から始めて、一流の習慣を身に付けていきましょう(^^)
第2章 今すぐやめるべき無駄な行動 ――自分を見直す絶好のタイミングは今!
相談に正論で返す、「まさか」を多用する、仲間どうしでなれ合う――これらは誰しもが経験のあることではないかと思います。
人から悩みを相談されたら何か解決策を言いたくなるのが人情ですし、仲の良い者どうし一緒にいるのは居心地が良いですから、常に一緒に行動したくなるものですよね。
著者の林修によると、今述べた2つを含む6つの行動は「無駄」なことであると言います。
こう書くと、著者は私たちに冷たい人間になれ、とでも言っているのかと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、一つ一つの項目についてしっかり読んでいくと、その行動が無駄であると言っている理由がわかってきます。
あなたもこの章を読んで、今一度、自分を見つめ直してみてはいかがでしょうか。
第3章 逆算の哲学 ――ゴールを見極め、そこからの引き算を考える
将来の目標や夢は誰しも抱いていることでしょう。
では、そのゴールから逆算して自分が何をなすべきかがわかっている人はいるかというと――残念ながらそれができている方は少ないのではないでしょうか。
また、自身の置かれた環境や何を仕事にしているかによっても、将来を思い描きやすいかそうでないかが分かれてきます。
この章では、成功をイメージすること、手帳の活用方法、将来を見据えた逆算の必要性など、6つの事柄について述べられています。
自分の成功を想像するのは自由ですし、夢を思い描くのは誰にでも許された権利です。
それを実現できるか否か――夢を夢で終わらせないために、あなたも今日から逆算の哲学を実践してみませんか(^^)
第4章 権威トレンドをとらえろ ――正しいことを言っても伝わらないのはなぜ?
正しいことを言っているのにわかってもらえない、周囲と同じことを言っているのになぜか自分の意見は採用されない、といった経験がある方は多いのではないでしょうか。
その理由について、「権威トレンド」に関する7つの事柄が述べられています。
「権威トレンド」とは、そもそも何か。
これは著者による造語で、会話の中で人が「どういうところに「権威」を感じるのかという傾向のこと」で、学歴を例に詳述されています。
「いつ」「どこで」「誰が」伝えるのか、相手に伝わるにはどのように話せば良いのか。
この章を読んで、「伝わる」話し方をあなたも身に付けていきましょう。
第5章 自分の判断基準を一度リセット ――できないことはできる人に任せる
人間である以上、誰もが自分の中に一定の基準があり、意識的であれ無意識であれ、その基準をもとに判断することが多いかと思います。
「こだわり」もその一つで、モノや事に対して「こだわり」を持っている方も少なくありません。
この章の中で林修は、「こだわり」とは「モノ」に対してではなく「人」に対して持つべきものであると述べています。
他、この章では避けるべき人や考え方、プレゼントを選ぶ際の基準、悪口を糧にするスキルの身に付け方など、7つの項目について述べられています。
自分の中に基準を持つことは、決して悪いことではありません。
しかし、時にはその基準をいったん捨てて、相手に委ねてみませんか(^^)
第6章 流れをとらえる眼を備える ――僕自身の人生を振り返りながら
麻雀、パチンコ、競馬などのギャンブルに明け暮れ、勝ちも負けも経験してきた林修。
自身がギャンブルの経験から学んだことの一つとして、氏は「流れをとらえる眼」を挙げています。
人生には言い流れもあれば、悪い流れもある、まさにギャンブルのようなもの。
時には潔く負けること、悪い流れが来ているときには耐えること、自分が何に適しているのかを知ることなど、「流れ」を知るために必要な8つの事柄について述べられています。
ギャンブルという言葉そのものは良いイメージはないし、林修自身、決してギャンブルを推奨しているわけではありません。
しかし、ギャンブルという視点から人生の成功と失敗を語ることで、私たちの人生に対しても示唆を与えてくれるものになっています。
林修の『いつやるか?今でしょ!』を読んだ感想
ここからは、林修の『いつやるか?今でしょ!』を読んだ感想について書きますね。
東進ハイスクールのCMで一世を風靡した予備校講師・林修――TVでもその姿を拝見する機会が増え、今やその名を知らぬ人はいないまでになっています。
そんな林先生が初めて書いた本作は、私にとっては非常に参考になる本でした。
共感できることもたくさんあるのですが、それを全部挙げるとキリがなくなってしまうので、ここでは第1章の冒頭で述べられる「挨拶」について書くにとどめますね。
相手が誰であったとしても平等に挨拶し、深く頭を下げる――これってなかなか簡単そうに見えて実は難しいことの典型かと思います。
嫌いな人とは同じ空間にいることさえイライラするものですし、そんなヤツとわざわざ口を聞きたくないという方、きっといらっしゃいますよね・・・?
お恥ずかしながら、私も嫌いな人間に対してはどうしても態度に出てしまうので、挨拶しなかったこともありました(^^;
そんな私が一番ハッとしたのは、「頭を下げるコストはゼロ」という文章ですね。
誰に対しても平等に深く頭を下げる、その行為自体にコストはかからないのに、これができることで自分の社会的評価を上げるというメリットがあると著者は書いています。
なるほどなぁ、と思いました。
確かに、地位や役職にこだわらずに全員に同じように挨拶ができる人は周りからの信頼も篤いイメージがありますよね。
一流と呼ばれる人たちを見ていても、相手次第でコロコロと態度を変えるような人間は一人もいないですし。
挨拶と人間性は直結するんだなと改めて気付かされました。
とは言っても、嫌いな人間にも爽やかな笑顔で挨拶するのは本当に難しいことだと思います(^^;
だって嫌いなんだからしょうがないですよね・・・私だったら、きっと自分の顔がピクピク引きつってるかも(苦笑)
でも嫌いな相手だからこそ自分の人間性を磨くバツグンのチャンスと捉えれば、これ以上の機会はありません。
そしてそれをいつやるかも大切です。
もちろん・・・・・・今でしょ!
すみません、言いたかっただけです(笑)
林修の『いつやるか?今でしょ!』の口コミ
Amazonのサイトに林修の『いつやるか?今でしょ!』に関する口コミが載っていましたので、良い口コミと悪い口コミについて私なりにまとめてみました。
詳しい口コミ内容については、Amazonのサイトをご参照ください♪
良い口コミ
まずは良い口コミから。
・とても実践的で、「これなら自分もできるかも」と読んでいて勇気が湧いてきた。
・テレビでも頭脳明晰なことがわかるけれど、書籍だとよりそのすごさがわかる。
・林先生がそのまま語りかけてくれているかのようで、すんなり受け入れられる。
・文章が非常に明快でわかりやすい。一つの生き方として楽しむことができる。
悪い口コミ
では次に、悪い口コミについて見てみましょう。
・生き方が違うからかもしれないが、共感できる箇所が一つもなかった。
・とにかく視野が狭く、他人を信用していないことが随所から読み取れる。
・ビジネスマンとしては理解に苦しむような記述が多い。
・自分の経験を交えた上で耳障りの良い言葉をただ並べているだけ。
まとめ
「いつやるか?今でしょ!」のフレーズで話題となった林修の本『いつやるか?今でしょ!』について書いてきましたが、いかがでしたでしょうか。
良い口コミの中には、「わかりやすい」「面白かった」という言葉が多く見受けられました。
TVなどで林先生の姿を拝見していても、その説明のわかりやすさや面白さは確かに舌を巻くものがありますね。
知識だけなら学ぶことで誰でも身に付けることができますが、一般の視聴者に対してもわかりやすく、かつ面白いと思ってもらうためには、知識量だけでは勝負できません。
やはりその一番の理由は、林先生ご自身が重ねてこられた努力の結果と言えるのではないでしょうか。
一方で、悪い口コミを見てみると、「共感できない」「他人を信用していない」「良いように言ってるだけ」といった記述が多いです。
確かに本作は世間に対してかなり辛辣な考えも書かれており、見ようによっては「他人を信用していない」とも言えるかもしれません。
また、本作は自己啓発本ですから好き嫌いは当然ありますし、考え方や生き方も千差万別なので、本作に書かれてあることがそのまま万人に当てはまるわけではありません。
しかしながら、林修その人の生き方や考え方を知る上では、本作は貴重な一冊であると言えるでしょう。
本作を読み進める中で、もしかしたらあなたの心にグッと刺さる言葉も一つや二つ見つかるかもしれませんし、一度手に取ってみても損はありません。
今までの自分を少しでも変えたいと思っているそこのあなた!
ぜひ本作を読んで、新しい自分を発見する旅に出てみましょう。
いつやるか?今でしょ!
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以上、読書ミュージアム館長の秋月春花がお送りしました♪
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