読書ミュージアム館長の秋月春花です♪♪
ますますIT化が進む昨今、紙媒体の本だけではなく電子書籍も出現したことで、より身近に読書できる環境が整ってきました。
でも、結局のところ読書って時間かかるだけだし無駄なんじゃないの?
そもそも読書にメリットとかデメリットなんてあるの?
という疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今日は、
・読書のメリット・デメリット
この2点について書いていきます。
読書は無駄なのか
「本に書いてあることだけで通用するならみんなやっている、読書なんて無駄なだけ」
かつて、実際に同僚に言われた言葉です。
当時、私は事務職に就いており、未経験業務だったこともあって業務に関連する本を購入して読んでいたのですが、その時に同僚から言われたのがこの一言でした。
そうまでキッパリ言われてしまうと、読書が好きという自分そのものを否定されているような気持ちになってしまい、落ち込んだものです。
そこで、本当に読書は無駄なのか、考えてみました。
読書のメリット
まず、メリットについて見ていきましょう。
私が考える読書のメリットは、4つあります。
想像力が広がる
やはりなんといっても、想像力が広がることが読書の一番のメリットです。
たとえば小説の場合。
登場人物の特徴や性格、服装など大抵は本文に詳しく書かれているので、その人物について自分の中で自由にイメージすることができます。
その人物が今どんな感情なのか、どこに何があるのか、結末はどうなっていくのか――文章だけで表現された世界が自分の想像の中でどんどん色づき、生命を持っていきます。
想像力が広がれば、その分、喜怒哀楽も豊かになる=人の気持ちがわかるようになると私は思っています。
語彙力や表現力が自然のうちに身につく
読書していると、わからない漢字や言い回しに出会うことはよくあります。
特に純文学とかだと、難しい漢字や現代では使われなくなった言い回しがよく出てきますね。
それをわからないままにしておくという人は、少ないのではないかと思います。
まぁ中にはそのままにしてしまうという方もいらっしゃるかもしれませんが・・・(笑)
多くの場合、その漢字や言い回しについて読み方や意味を調べますよね。
今は分厚い辞書を手元に用意しなくても、スマホで手軽に検索することができる時代になりました。
自分で調べる癖をつけることで語彙力や表現力が自然と身についていくのも、読書のメリットと言って良いでしょう。
集中力が養われる
読書をしていると他のことに気を取られることがないので、必然的に集中力も養われていきます。
実際、読書しながら同時に別のことをやる、という方はあまり多くはないのではないでしょうか。
料理しながら読書、片手で動画を観ながらもう一方の手で読書・・・もしそんな器用なことができる方がいらっしゃるなら、ぜひともお目にかかりたいです(笑)
知識が得られる
読書によって、自分がそれまで知らなかった知識を得ることができます。
たとえば、資格についての本を読むことは、その最たるものでしょう。
最初から知識があった上で資格の勉強を始めるというよりも、何の知識もない状態から始めて勉強を進めるうちに専門的な知識を身につけていくという方がほとんどだと思います。
資格に限らず、たとえば経済や時事問題について、学術書のような専門的なものでなくても、初心者向けにわかりやすく書かれた解説本はたくさん出ていますので、そこから知識を得ていくこともできます。
このように、読書というのは新たな知識を吸収していくためのアクションになります。
読書のデメリット
それでは次に、デメリットにはどんなものがあるのか見ていきましょう。
私が考える読書のデメリットは、同じく4つです。
読書のためのまとまった時間が取れない
先ほど、読書のメリットの一つとして「集中力が養われる」と書きましたが、集中するためにはどうしてもある程度まとまった時間が必要です。
何かと忙しい現代人、改めて読書するとなるとなかなかまとまった時間が取れず、敬遠してしまうというのが本音ではないでしょうか。
そしてますます読書から遠ざかっていく・・・読書好きな私からするととても悲しいことですが、これが現実なのかもしれません。
視力が低下する
読書に夢中になっているとだんだん本と顔との距離が短くなって、いつの間にか視力が低下してしまった・・・読書好きな方なら誰もが経験したことではないでしょうか。
安心してください、私もそのうちの一人ですので(笑)
正しい姿勢で読書しよう!とはよく耳にすることですが、自分が一番リラックスできる姿勢で読むのが結局のところ一番楽ですよね。
姿勢を意識しすぎるあまりに読書に集中できないというのは悲しいので・・・。
自分の求める答えが本の中に書かれているわけではない
世の中には、数え切れないほど多くの本が存在しています。
気をつけなければならないのは、自分が答えを求めていることに対して、必ずしも本の中に正解が書かれてあるわけではないということです。
たとえば、コミュニケーションの悩みについて書かれた本がここにあるとしましょう。
こうすれば人間関係が円滑になる、こう言われたらこう返すのがベスト、といったようなことが書かれているとします。
しかし、それが絶対の答えかというと、本の読み手によって捉え方は大きく異なります。
答えを見つけることができる場合ももちろんありますが、本に書かれていることは万人に対するものではないということは、肝に銘じておく必要があります。
実務的な経験は得られない
読書から多くの知識を得ることはできても、実務的な経験については得ることができません。
たとえば、PCの基本操作について書かれた本は、文章だけでなく図も使って事細かに説明されていますよね。
しかし、実際にPCを使いこなせるようになるかどうかは、本の読み手であるあなた次第です。
実務経験は、実際に手や身体を動かしていくことで初めて身につくということです。
まとめ
読書は無駄なのか、そのメリットとデメリットについて書いてきましたが、いかがでしたでしょうか。
読書によって知識を得ることはできても、実際に手と身体を動かさないと身につかないものがあることは確かです。
その意味では、かつて同僚が私に放った言葉も、間違いではないと言えるでしょう。
「本に書いてあることだけで通用するならみんなやっている、読書なんて無駄なだけ」
言い方を変えるなら、仕事というものは実際にやってみながら覚えるもので、本に書いてあることは参考程度にしかならないよ、と。
でも、たとえ少しだったとしても、業務についての予備知識をつけていたことで専門用語はすぐに理解できたし、その後の業務の習熟スピードも人よりは速いほうだったと思います。
結論として言えることは、読書そのものは決して無駄ではないということです。
語彙力や表現力のように、読書を通して自然に身についていくものだってありますし、想像力が広がることでもっと豊かな人生を生きていけると確信しているからです。
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以上、読書ミュージアム館長の秋月春花がお送りしました♪
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