小説『蒼穹の昴』で中国の歴史に触れる

日本文学

読書ミュージアム館長の秋月春花です♪

本日は、中国を舞台にした歴史小説『蒼穹の昴』についてレビューしていきます。

 

 

『蒼穹の昴』がどういった作品なのか、実際に読んだ感想など、ありのままに綴っていきたいと思います♪

販売業者株式会社ブックウォーカー
運営責任者橋場 一郎
所在地〒102-0076 東京都千代田区五番町3-1 五番町グランドビル 3F
電話番号050-1741-3120

 

『蒼穹の昴』の値段と構成および概要

『蒼穹の昴』は講談社より出版されました。

文庫版では4冊に分かれており、金額は税込で下記の通りです。

物語の構成については、下記の通り。

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第一章 科挙登第
第二章 乾隆の玉
<2>
第二章 乾隆の玉(承前)
第三章 河北の太守
第四章 皇太后宮へ
第五章 謀殺
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第五章 謀殺(承前)
第六章 双頭の龍
<4>
第六章 双頭の龍(承前)
第七章 福音
主要参考文献
解説 陳舜臣

全部で七章に分けられており、各章の中でさらに項目が細分化されています。

中国・清朝を舞台とした歴史小説で、幼なじみとして育った二人が立場を違えつつ歴史と運命の激流に翻弄されていく物語です。

ちなみに本作は4冊合本版も出ていて、金額は一冊ずつ買うよりダンゼンお得な2,420円(税込)!

しかしながら、9/30の23:59までであればなんとさらに30%オフの1,694円(税込)で購入できちゃいますので、気になる方は今のうちに合本版を入手しちゃいましょう♪♪

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『蒼穹の昴』の作者は浅田次郎

『蒼穹の昴』の作者は、1951年東京都出身の作家・浅田次郎です(以下、敬称略)

本作の他、『地下鉄に乗って』、『鉄道員』、『壬生義士伝』、『プリズンホテル』シリーズなどが有名ですね。

文学賞も数多く受賞していますので、作品名を聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。

浅田次郎は子どもの頃から大の読書好きとのことで、1日のうち4時間の読書タイムを削るくらいなら寝るのをやめるというほどにまで活字が大好きなお方なんだそうです(^^)

本作『蒼穹の昴』は、第115回(1996年)の直木賞候補作でした。

その際は惜しくも受賞には至りませんでしたが、1997年に『鉄道員』にて第117回直木賞を受賞しています。

本作以降は続編として『珍妃の井戸』、『中原の虹』、『マンチュリアン・リポート』、『天子蒙塵』を発表し、『蒼穹の昴』シリーズとして講談社より発刊されています。

『蒼穹の昴』の内容

『蒼穹の昴』は清朝末期の中国を舞台にしており、幼なじみとして育った二人がそれぞれ守旧派、改革派と相反する立場に置かれつつ歴史と運命の激流に翻弄されていく様を描いた内容です。

作者の浅田次郎は本作執筆にあたり現地取材は特に行っていないとのことですが、現地に行くことなく資料の調査のみで書き上げたとはとても思えないほど濃厚に仕上がっており、かなり読みごたえがある作品と言えるでしょう。

登場人物

ここで、『蒼穹の昴』の登場人物について簡単に説明しておきましょう。

本作では、架空の人物と実在の人物とが混在しています。

・李春雲/春児:静海県出身の貧民の子。
・梁文秀:静海県出身の郷紳の子で、春児とは義兄弟の仲。
・李玲玲:春児の妹。春児の浄身後に文秀に引き取られ、下女として働く。
・順桂:満州旗人出身で、科挙の第二等「榜眼」で合格した文秀と同年の進士。
・蘭琴:春児と同時に宮中に入った光緒帝付きの宦官。

他、西太后、光緒帝、李鴻章、袁世凱など、歴史上実在した人物もたくさん登場します。

あらすじ

『蒼穹の昴』のあらすじについてネタバレなしで簡潔に書いてみますね。

時代は、清朝末期の中国。

貧しい糞拾いから自ら浄身し宦官となって西太后の側近へと登り詰めてゆく李春雲(春児)と、科挙試験を第一等「状元」で合格し進士として光緒帝に仕えることになる梁文秀の二人が物語の主役です。

清朝が滅亡への道を歩み始める中、それぞれ違う立場に置かれた二人は様々な想いを胸に抱きつつ、宮廷内の権力闘争に巻き込まれていきます。

過酷な運命と時代の波に翻弄されゆく彼らの前に待っている結末とは、果たして――。

『蒼穹の昴』を読んだ感想

私はもともと中国が好きなこともあり、最初から興味をもって読むことができました。

史実と創作がうまくミックスされていて物語としての面白さも十分ですし、いったん読み始めたら夢中になってしまって、あっという間に読み切ってしまったのを覚えています(^^)

難しいなと感じたのは、教科書で習った歴史上の人物がたくさん出てくることには馴染みやすさもありつつも、一人の人物に対して複数の呼称があるので途中で登場人物が混乱してしまったことです。

また、本作に出てくる地名や人名、役職名は中国語読みなので、慣れないうちは少々戸惑うかもしれません。

世界史や中国史が好きな方にとっては非常に面白く読めるかと思いますが、全4巻という長さを考えると、時間と根気は必要ですね(^^;

『蒼穹の昴』の口コミ

読書レビューサイトに『蒼穹の昴』に関する口コミが載っていましたので、良い口コミと悪い口コミについて私なりにまとめてみました。

詳しい口コミ内容については、こちらの読書レビューサイトをご参照ください♪

良い口コミ

まずは良い口コミから。

・科挙と宦官について生々しく描かれていて、これだけでも読む価値がある。
・どこまでが史実で、どこからが創作なのか境目がわからないくらい上手い。
・この時代を必死に生きた人びとの物語に胸が熱くなった。
・悪女というイメージが強い西太后が人間らしく描かれていたのが良かった。
・泣けるシーンや心温まるシーンがあり、さすが浅田次郎だなと思う。
・清朝末期という時代を知るのに非常に勉強になった。

悪い口コミ

では次に、悪い口コミについて見てみましょう。

・宦官というシステムそのものが異形で醜悪なので、読んでいて不愉快になる。
・続編がある前提で物語が終わっている感じがモヤモヤ。
・文秀の人間性が残念すぎた。
・長編なのに読んだあとの達成感があまり無くてちょっと残念。
・人物像に一貫性がなく、うまくまとまっていない印象を受けた。
・独特の中国語読みが難しく、読み進めるのに苦労した。

まとめ

小説『蒼穹の昴』について書いてきましたが、いかがでしたでしょうか。

本作は中国を舞台に描かれており、清朝末期がどのような時代だったのか学ぶこともできます。

浅田次郎の作品は人情味にあふれたものが多く、私自身この方の作品はどれも好きです。

そんな「浅田節」は本作でもきちんと活かされています。

たとえば西太后。

「中国三大悪女」の一人というなんとも不名誉な肩書きで語られることが多い西太后ですが、本作の中ではただ残虐なだけではなく女性として、また母としての優しさや慈愛にあふれた人物として描かれています。

西太后の意外な一面が見られて良かったという口コミも多々見かけますし、人間が本来もっている「人間くささ」を描かせたら、浅田次郎は素晴らしい書き手なのではないでしょうか。

宦官の描写については、「生々しい」「異形」「醜悪」という口コミが目立ちますが、これはもう本当にそのまんまこの通りで、かなり生々しく描かれています。

宦官についてすごく簡単に言うと、去勢した男性のことです。

本作は宦官である春児が主人公なので、こういった生々しい描写がニガテな方にはオススメしません(^^;

続編も含めると、ものすごい長さの小説ですしね。

しかしながら、本作は清朝末期に実在した人物もたくさん登場するので、歴史書としての価値も高いと言えるでしょう。

歴史が好きな方や、読みごたえのある長編小説に挑戦してみたい方にはオススメできますので、興味があればぜひ一度手にとってみてくださいね(^^)

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以上、読書ミュージアム館長の秋月春花がお送りしました♪

 

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